かかりつけ薬剤師TOP >> かかりつけ薬剤師のコラム >> かかりつけ薬剤師と認定薬剤師
かかりつけ薬剤師の制度は、2016年4月に本格的にスタートした新しい制度なので、まだそれほど多くの患者さんが利用しているというわけではりません。しかし、2025年までには薬局はすべてかかりつけ薬局に転換される予定なので、これを持って薬剤師もかかりつけ薬剤師となることが必須となります。
とはいえ、かかりつけ薬剤師になるのは簡単ではありません。薬局の勤務経験が3年以上あることや、1つの薬局に6か月以上、週32時間以上勤務していていること、認定薬剤師の資格を取得していることなど、いくつかの条件をすべて満たしていなければなることはできないのです。この内の、認定薬剤師の資格を取得するのも決して簡単なこととはいえず、取得した後も3年ごとに更新する必要があることから常に勉強する姿勢が求められてきます。
認定薬剤師になるには、まずは公益財団法人である、日本薬剤師研修センターのホームページから、申請する際に必要となる薬剤師研修手帳を手に入れましょう。そして、対象となっている研修プログラムに参加するとシールがもらえるので、手帳に貼り付けていきます。認定薬剤師を認定する団体は20以上あり、団体によって必要な単位取得数が異なるのでよく確認しておきましょう。必要な単位が取得できたら、研修センターへ申請することができます。
認定薬剤師の資格が取得できるとさまざまなメリットがありますが、何よりも、取得するために受講したプログラムから、多くの最新医療知識を学べるという点が挙げられるのではないでしょうか。常に進歩し続ける医療や薬学に付いていくのは大変なことですが、このような機会を利用すると効率よく学ぶことができるものです。そして、資格を取得したということは、専門性の高い知識を持っているという証になるので、かかりつけ薬剤師として活躍できるなど仕事に幅が出てくるのです。
薬剤師の国家資格は更新する必要はありません。しかし、3年ごとに更新が必要な認定薬剤師の資格を持っているということは、高い向上心から最新の知識を身につけているという、周囲からの高い評価を得られるようになります。また、資格があれば年収がアップすることもありますし、転職する際には自信を持ってアピールできるポイントとなるでしょう。病院に転職するのであれば、医師や薬剤師から信頼されることもメリットの一つです。薬剤師としてステップアップしていくには、もはや認定薬剤師の資格取得は不可欠なことといえます。
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